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last updated 2021.03.10

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意外と知らない名刺とショップカードの「大きさ」の違い

最終更新日から1年以上過ぎています。
内容が古くなっている可能性もあるのでご注意ください。

飲食店など、店舗を持つクライアントから依頼を受けると、ほぼ確実に頼まれるペーパーアイテム2点セットが「名刺」と「ショップカード」です。

駆け出しの頃は「個人の名前を押すかショップの名前を押すか、くらいの違いでしょ?」くらいに考えていたのですが、ちゃんと調べたら実はちょっと規格が違うらしい。

まあ、個性的な形の名刺やショップカードなども数ある中で「規格」なんてあってないようなもんなんですけど

というわけで、備忘のためにまとめます。
いつか誰かの役に立てば御の字です。

名刺の定番サイズは2種類

日本の名刺で一番一般的なサイズは「91mm × 55mm」です。
印刷会社でもお安く発注できる傾向なので、出番は非常に多いでしょう。
やけに半端なサイズですが、実は「91mm」は昔の日本の数え方でちょうど「三寸」に当たります。「55mm」の方はそれと黄金比の関係に当たる長さですね。

ちなみに東京では「東京4号」、関西では「大阪9号」という呼び名があるらしいです。「間違えないように注意!」とのことですが、実際発注時にこのような名前を見た事は、少なくとも私はほとんどありません。

豆知識的な感じですかね

なお、これのほかに、通称「欧米サイズ」と呼ばれる「89mm × 51mm」も有名です。

名刺は特に「絶対これじゃなきゃだめ!」という規格はないので、これらに囚われずに作ってももちろんいいのですが、個人的には「どのようなサイズで作ろうとも、91mm × 55mmよりは各辺を小さくした方がいい」と思います。

なぜなら名刺は「名刺入れ」に収めるものだからです。
仮にインパクト重視でどでかいサイズの名刺を作ったとして、渡した相手が名刺入れにしまえず困ってしまえば、印象的には逆効果になりかねないでしょう。

気遣い大事

海外、とりわけ欧米の方とビジネスのやり取りをすることが多い方なら、89mm × 51mm 以下にするのが安全でしょうね。

ショップカードのサイズ規格は名刺より一回り小さい

お店のレジ横とかにおいてある「ショップカード」。
名刺と似た形なので、思わず同じサイズで作りたくなりますが、実はショップカードは「名刺より一回り小さいサイズで作る」のがセオリーらしいです。

実は私も先日初めて知りました……恥

具体的には「54mm × 85mm」。これはクレジットカードなどと同じで、つまり「財布に入れやすいサイズ」なんだそうです。知ってみれば「なるほど」って感じですね。

まとめ

規格があるようで意外と自由な「名刺」や「ショップカード」ですが、「名刺入れに入れやすい」「財布に入れやすい」という大前提があると指標になっていいですね。

実際に使う人への気遣いを忘れずに、きちんと要点を押さえた中でめいっぱい遊びましょう。

クリエイティブって「制限」があって初めて生まれるものですよね~

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develop / 2021.05.09

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